みなさまは、パラスポーツを観戦されたことはありますでしょうか。そのなかでも「パラ水泳」をご存じでしょうか。

パラ水泳は、障がいの程度や特性に応じたクラス分けのもと、選手一人ひとりが自らの可能性に挑戦するスポーツです。選手が工夫を重ね、努力を積み重ねながら競技に向き合う姿は、多くの人に勇気を与えてくれます。
京都田辺中央病院の理学療法士である久岡さんは、幼少期から親しんできた水泳をきっかけに、理学療法士となった現在もパラ水泳の世界に携わっています。日本パラ水泳連盟ではクラス分け委員として活動し、競技の公平性を確保し、選手が最大限の力を発揮するための重要な役割を担っています。
クラス分けとは、競技パフォーマンスに影響を及ぼす障がいの程度や特性に応じて選手を分類する制度です。パラスポーツにおいて、競技性を高めるために欠かすことのできない仕組みの一つです。


2013年にアジアユースパラリンピックへ帯同したことをきっかけに、日本パラスポーツ協会公認パラスポーツトレーナーの資格を取得。現在は、主にパラ水泳の育成指定選手の育成・強化にも携わっています。
2026年5月には、静岡県で開催された「Para Swimming World Series in Shizuoka」にJapan Teamのトレーナーとして帯同し、世界の舞台で挑戦する選手たちをサポートしました。
「普段の臨床では経験することの少ない、さまざまな障がいのある選手のケアやトレーニングに関わることで、理学療法士としての視野が大きく広がりました」

そう語る久岡さん。選手たちがひたむきに競技へ向き合う姿から、多くの刺激や学びを得ながら、その経験を日々の臨床にも生かしています。
一人ひとりの可能性に寄り添う理学療法士として、そしてパラスポーツを支える一員として、久岡さんの挑戦はこれからも続きます。
この機会に、パラ水泳をはじめとしたパラスポーツに少しでも興味を持っていただければ幸いです。